(Others) Gfdnavi カンタン図集作成スクリプト

概要

Gfdnavi を利用することを想定した, 図集 (知見情報ページ) 作成支援スクリプトです. とりあえず試作してみた段階です.

dcmodel-thum の影響を受けています.

基本的に Ruby のソースをいじらないで 図集を作成・編集できることが目標です.

利点

  • 見た目の簡単化
    • 設定ファイルには 「何の変数をどう解析してどう描画したものをどこに置くか」 という本質的な情報のみを記述するため, 内容を素早く把握できる (書いた人の整理の仕方にもよるが).
  • 共有化の促進
    • 他の人と同じような図集を作りたいとき, Ruby のソースをもらっても解読が面倒. 基本的な設定ファイルだけ受け渡せばいいようにしたい.

チュートリアル

  • Gfdnavi 2.1 を立ち上げます.
    • チュートリアルでは private server で上げることを推奨します.
  • 上記からダウンロードしたソースを適当な場所に展開します.
  • 中に入って以下のコマンドを入力します.

    $ ruby gfdnavi-thumb.rb

  • gfdnavi-thumb-make.rb ができているのを確認して 以下のコマンドを入力します.

    $ ruby gfdnavi-thumb-make.rb

  • Gfdnavi のルートパスワードを聞かれるので入力します.
  • Gfdnavi の knowledge に新しいページができていれば成功です.

詳細

サンプルファイル解説

gfdnavi-thumb_v110307 の説明です.

gfdnavi-thumb.rb

メインとなるスクリプト.

他の設定ファイルを読み込んで処理し, 改めて描画スクリプトを作成する. デフォルトでは gfdnavi-thumb-make.rb を出力する.

test.conf

図を設定するファイル. ユーザは基本的にここをいじるだけでよい (ようにしたい).

v110307 の時点ではフォーマットは CSV の拡張. '#' で始まる行はコメントアウトとみなされる.

例:

# fname, vname, analysis, view, caption
T.jan.nc, T, mean_lon, tone_contour, 帯状平均温度
0101.nc, temp, mean_lon, tone_contour, 01/01 帯状平均温度

左から,

  • 解析するファイルのパス
    • メインスクリプト内にて指定されている data_home のパスからの相対パス
  • 変数名
  • 解析メソッド名
    • 別ファイルにて定義されている必要あり
  • 描画メソッド名
    • 別ファイルにて定義されている必要あり
  • 図のキャプション

である.

test_anaconf.rb

解析のためのメソッドをここに並べておく. メインのスクリプト内でこのファイルを 取り込むように指定している.

test_viewconf.rb

描画のためのメソッドをここに並べておく. メインのスクリプト内でこのファイルを 取り込むように指定している.

ToDo

  • 解析や描画の引数が一個でない場合への対応
  • 複数の解析用メソッドを組み合わせられるようにする
  • 引数でファイルを指定できるようにする
    • 現状では中のパラメータを書き換えないといけない
  • 各種メッセージ出力, エラー処理

更新履歴

  • 2011/03/07 納多 哲史 作成
更新日時:2011/03/08 17:32:12
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